開発コンセプト

「SPACE ホーム」「CGホームPro」について

建築3次元CAD[SPACE 遊](現SPACEホーム)の開発を開始してから、20年近くの年月が過ぎました。n88Basic版・MS-BASIC版・Windows95/98/2000/XP版と次々に発表してきましたが、その間、建築設計現場はどう変化したでしょうか?

CAD化はもうあたりまえのように浸透しています。今やカラーCGでのプレゼンテーションも常識です。一生のお買い物をするお客様にすれば、自分の家のパースぐらい業者が見せるのは当然と言えば当然です。業者によっては、差別化をはかるため、わざと手書きでプレゼンをしてみたりするほど氾濫?しているのが現状です。

では、プレゼンテーションをする側からみればどうでしょうか?
より美しいリアルなプレゼンをするためには、やはり、それほど簡単ではありません。それなりに人・時間・技術・コストがより多くかかります。
◎ 3DCG専用ソフトでパースを作成しても、図面が自動作成できない....
◎ 一般用のCGソフトでプレゼンをすると、施主様のほうが上図だった...
◎ 「少しでも早く立面図]や平面詳細図を起こしたい!」「すぐに変更があるのが判っていても書かない訳にはいかない..」等々の悩みは、20年前も今も同じなのではないでしょうか?

そんな悩みを解消するために、建築3次元CAD「SPACE ホーム」「CGホームPro」は常に、「より簡単に」「より早く」「より安く」を合い言葉に、最新の技術で開発をすすめています。

「SPACE ホーム」「CGホームPro」は、住宅設計の基本的な流れに配慮しながら、徹底的な入力の合理化を図りました。そのため、平面図や屋根伏図をプランニングしている感覚で入力するだけで、3次元データも同時に入力できてしまいます。また、詳細図面も自動変換するので、細部にこだわることなく設計できるわけです。

プラン入力が終了した時点で、設計図面も・プレゼンテーション用カラーパースも自動作成が完了しているのです。

「JW_WIN」とも完全連動(一体化)しているため、自動作成図面の修正もそのままJW_WINで行えます。

入力図面と印刷図面は違います。

「入力はシンプルに!図面は自動作成!」の基本コンセプトで開発作成されているため、在来工法の場合は、「間柱」や「仕上げ線」等は入力画面には表示されません。また、壁や建具の収まりも自動判断するので、画面上は壁芯又は柱芯で壁や建具の部品をつないで行くだけで入力できます。「こんな程度で良いのか?」と思うほどシンプルな入力画面です。

最強の在来工法平面詳細図変換

「在来工法平面詳細図変換」は、自信作の一つです。あの単純な入力画面が、思いもよらないほどの変換効率で「在来工法平面詳細図」に変換されます。
和室の回りは「真壁」に、洋室等は「大壁」に自動変換されるので、1/50の平面詳細図としてそのままご利用いただけるプロフェッショナル図面になります。

あらゆる屋根に対応した屋根伏図入力

住宅のデザインは、屋根で決まってしまうと言っても過言ではありません。
建築3次元CAD[SPACE ホーム]では、曲線の屋根(球面型.アーチ型等)以外の屋根ならばあらゆる屋根に対応して自由に入力することができます。屋根の範囲をマウスで指示するだけで、3次元データとしての屋根伏図ができあがります。

快適な表示スピード

スピードが早いと言うことは、単に図面を自動作成するスピードが早いと言うことだけではありません。入力作業の簡便さを含めて「入力開始してから、すべて終了するまでの時間」であると考えています。
「とにかくシンプルな画面に!」「使いやすくするために、どんな機能を付けるかではなく、どの機能を省くか...]等の大胆な発想で総合的に磨き上げた結果が「SPACE ホーム」のスピードを実現しているのです。

精度の高い「立面図」や完成度の高い「外観パース」を作成するためには、使う人に多くの情報を細かく入力してもらわなければなりません。そうすると、情報が多い分、計算時間(自動作図時間)もかかります。結局、汎用2次元CADで一から書いても時間的には変わらない結果になるほどの事態が起こってしまいます。かと言って、簡単すぎてプロとして恥ずかしい図面では困ります。

そんなジレンマを程良く解消して、3次元CADのおいしい部分だけを抽出した形に仕上げたのが建築3次元CAD「SPACE ホーム」「CGホームPro」です。

「自動作成図面」も完璧とは言えない部分がありますが、それも、完全な自動処理を目指すよりも、少しの修正作業で処理した方が結果的に早いと判断した結果です。決して、いい加減に妥協しているわけではありません。何千回となく繰り返した試行錯誤の結果なのです。

建築現場のプロ集団

私たち、開発陣は、何らかの形(設計や現場管理)で長年建築現場に直接携わってきた者ばかりで構成されています。パソコンの特性を知ると同時に、建築現場のノウハウが無ければとても、このように思い切った簡略化はできなかったと思います。今後も、「より現実的に!より簡単に!よりはやく!」を目指して開発を進めて参ります。

                 株式会社 ネットワーク
                      

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